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能性開花ブログ

身勝手な愛
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ある日,少年が歩いているとキュンキュンとか弱い声が道端から聞こえてきました。

ふと見ると痩せ細って汚れた子犬。

可哀想になり、家に連れて帰り綺麗に洗ってやり、ミルクを与えました。

子犬はとても喜んで,ミルクを飲みました。

子犬はランディと名付けられ,その日から少年の家族になりました。

ランディはとても食いしん坊。

ご飯を与えると尻尾を目一杯振って,とても嬉しそうな顔で、毎回お腹いっぱいご飯を食べます。

その喜ぶ姿が可愛くて、少年はついつい,どんどんご飯を与えてしまうのでした。

ランディはみるみる太っていき、ころころとした体型になりました。

 

ある日、お友達が来て、

ランディ、ちょっと太り過ぎじゃない?
と心配になって言いました。

しかし少年は、
「健康的でいいじゃないか」と聞く耳を持ちません。

 

ランディは成長して、大人になっていきました。

しかし、とても太っていて,近頃は散歩もままならなくなりました。
まだ青年の歳頃なのに歩くのもしんどそうです。

少年はちょっと心配になりましたが、ランディが欲しがるままにごはんを与え続けました。

なぜなら、その嬉しそうな姿を見ると、やめられなかったからです。

こんなに喜んでるんだから、食べたいだけ食べさせてやりたい。

ダイエットなんてランディが悲しむことはできないよ。

だってぼくはランディを心から愛してるんだから。

 

そのうち、ランディは散歩も嫌がるようになったので、連れていくのをやめました。

ランディが嫌がってるんだから、無理に連れて行かなくていいじゃないか。

ぼくはランディを愛してるんだから。

そしてその後も、毎日毎日ランディが欲しがるだけ,ご飯を与え続けました。

ある日とうとう,ランディは横たわって起き上がれなくなりました。

さすがにおかしいと気づき、急いで病院に連れていくと、肥満による健康障害を多発していました。

その後、程なくランディは亡くなりました。

大好きだった、愛してた、だからランディのためを思って、ランディが喜ぶことをし続けたのに…と少年は泣き続けました。

おしまい

 

参考までに
◯かごの鳥

◯ある子犬の話

◯牛の親子
前編

後編

 

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