後ろに小学校低学年ぐらいの女の子を載せているお母さんと、
もう少し上のお子さんを持つ２人のお母さんでした。

すぐ横を通った時に、会話が耳に入ってきました

PTAの役員がどうのこうのっていう会話でした

「あ～そうだ、この時期は役員が決まって、代表とか副代表、各部の部長をを決める時期だわ」
ってなことを思い出しました

私たちの地域は、とてもPTAの活動が盛んな地域で、
しかも小規模校で人数が少なかったこともあり、子供一人に付き
１度は必ず、多い人は２度は必ず役員をしなければいけなかったのです

それに幼稚園や中学校の役員が入ってくると、本当に大変でした

働いていることも、仕事で活動には出席できないということも、
介護をしていても、病気の子供を抱えていても
そういったことは一切辞退の理由にはならず、
公平にくじで決められました。

ミーティングや活動を欠席はできません
そんなことをすると、その分誰かに負担がかかるからです。
その罪悪感を感じるなら、無理をしても…
というまじめなお母さんが多かったのでしょう

活動も活発だったので、部によっては１週間に１度以上集まるようなところもありました。

しかも、ヒラの役員ならまだしも、いくつかある部の部長や副部長にでもあたろうものなら…

これすら、先程の様な事情は一切考慮されませんでしたから。

そういう風潮だったので、この時期を憂鬱に感じてるお母さんが多かったですね

ストレスがもとで神経性大腸炎になった人もいるほどです

そういったことも一切考慮はされませんが。

通りかかったその時に、耳に飛び込んできた会話も、
「部長になったらどうしよう…」というものでした。

思わず、「わかるわ～、その気持ち！」と心の中で叫んでしまいました
もともと人数が少ないので、当たる確率も高いのですよね

地域によって大なり小なり、違いはありますが、
子供を育てていく上でのお母様方の こういう活動への尽力というものは
計り知れないものがあります

役員を楽しんで出来れば一番いいのでしょうが、活動そのものもさることながら、そこに生ずる様々な子供を取り巻く人間関係などが複雑に絡み合うこともあったりで、ドロドロすることもありました

そういったことも含めて、お母様方の努力って世間で言われている以上のものがあると思います

特に、専業主婦ともなれば、「気楽でいいわね」なんて思われがちですが、決してそうではありません。このような光の当たらないところでの努力って計り知れないものがあるのです。

そして、それを女性が引き受けてくれてるから、男性は心置きなく外で働けているということに男性はもうちょっと目を向けていただけたらとも思います

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