こんにちは

ビジョン実現プロデューサー藤原 恵津子です。

生まれ落ちた直後から、わたしたちはどんどん新しい経験をし、脳はそれを取り込み成長します。

取り込んだ情報量と、それに伴う成長が比例の関係であればいいのですが、そうではありません。

わかりやすい例を挙げるなら、語学。

一生懸命学習しても、上達しているのかどうか自覚できない　ってことよくありませんか？

ところがやり続けることで、ある日を境に突然、飛躍的にうまくなります

わたしたちはすべての体験を通して何らかの学習をしていますので、語学だけではなく、全てにおいてこのことが当てはまります

赤ちゃん時代、認識力が上がり内面が成長し、心が急激に発達する時期に、新しい世界に対処するために、夜泣きやぐずりが多くなったり情緒が不安定になります

例えば、生後5週では、視力や聴力が発達するといわれています

それによって、これまで捉えられなかったものを視覚や聴覚によってとらえられるようになり、一気に赤ちゃんの世界が広がると同時に、それに伴う対処が、赤ちゃん自身に必要になってくるので、夜泣きやぐずりが多くなるのです

このような飛躍的に発達する時期をメンタルリープといいます。

メンタルリープは、成長に伴い何度も段階的に起こります

赤ちゃん時代のメンタルリープは、多少個人差があるものの、だいたい週齢が決まっていますので、あらかじめ知っておくと、夜泣きやぐずり、いやいや期などに対して、おおらかに見守ることができます。

 

このメンタルリープ、何も赤ちゃん時代のことだけではありません

わたしたちは日常的に、あらゆることを体験し続け、生きているこの世界の認識を広げ続けています

つまり大人になってもメンタルリープは起こり続けているのです

 

日常的な体験を通して、脳は認識と対処法を学び、パターンとして自分の中に取り込んでいきます

そして、ある日突然、これまで以上に色鮮やかで奥深い捉え方ができるようになります。

あらゆる経験が繋がり、自分の器が拡がります

しかし、世界が広がるときには、これまでの経験が活かされず、苦労したりつらい思いをすることがよくあります。

情緒が安定せず、不安にさいなまれたり自信を無くしたり。

 

でも思い出してみてください

 

わたしたちはこれまで、赤ちゃん時代から、どれほどこういった経験をしてきたでしょうか？

新しい出来事や経験に対処するには、これまでの古い経験が活かされることもありますが、活かし方が違っていたり、逆にこれまでの経験を捨てる必要に迫られたり。

その間は、戸惑ったり、自信を無くしたりすることもあったでしょう。

しかし、それらをこなしているうちに、新しい体験として、自分の中にパターンとして取り込み、成長をしてきたのです

言い換えるなら、器を広げてきたということです

 

だから、苦しいとき、つらいとき、新しい体験は、いわば器を広げるチャンス！

 

渦中にいるときは、なかなかそうは思えないけど、これを通り抜けたら、きっとこれまで以上の素晴らしい世界が待っていることでしょう。

 

だから、今、自信を無くしたり、つらい思いをしていても大丈夫！

それは、あなたの器が現在拡がりつつある何よりの証拠。

いずれやってくる新しい自分、新しい世界を楽しみに、全てを楽しみ、味わってみるのもいいのではないでしょうか？