こんにちは。

いつもブログにお越しいただきありがとうございます

さて、最近、スポーツ業界をにぎわせているパワハラ。

これは氷山の一角に過ぎないのではと思います。

さらに言うと、これはスポーツ業界に関わらず、あらゆる組織でありふれた光景なのかもしれません。

私の時代には、スポコン物が大流行でしたし、スポーツはそれが当たり前。

むしろ美徳とする風潮でもありました

私は小中と器械体操をしていました

今だったらきっと大問題になったと思いますが、決してオーバーな表現ではなく、私自身もマットを血に染めながら練習してきた一人です。

別の言い方をするなら、脅しで力をつけさせようとする練習ですね

私自身もそれを良しとしていたこ時期もありました。

それ以外の方法を知らなかったからです

実際、全日本10位以内に入る成績は残せたといえば残せましたし、学んだことも数多くあります。

だからと言って、今はその練習方法を肯定はできません

鼻血をだすほど連続の平手打ちは日常茶飯事。

時にはパイプ椅子で殴られ、頭を縫うようなけがをしたことも数回あります

今なら大問題です

自分がされている時は、悲しくってつらくてとても惨めな気持ちになりますが、目の前で友達がそれをされているのを見るのはもっとつらかったです。

修羅場です。

泣き叫ぶ友達の声、怒鳴りつけるコーチ。殴られる音。飛び散る血

この一文だけを見ると、とてもスポーツを練習してる場面とは思えません

数年前に、大阪のバスケ部のコーチが部員に厳しい指導をして、自殺に追い込んだ記事がありましたが、変すぎます。

もともと、部活でもスポーツ教室でも、入ってくる子たちは、そのスポーツがしたくて来ているはず。

「好き」だということは、ほっといても練習するんです。

だって好きなんですから。

「好き」だということは、潜在的に伸びていこうとする力をすでに持っているということでもあるので、ただその子の特性を見極めて、それに合わせて伸びる方向にサポートするだけで、十分伸びていくはずなんです。

基本的に叱る必要は全くないと私は思います。

そしてきっと、そういう指導の方が、伸び率は高いでしょう。

脳がどんどん活性化し、いろんな創意工夫をしようとするからです。

また、良いところをさらに伸ばす方向での指導は、チームの全員がお互いにそれをしようとするので自然にチームワークがよくなります。

その後、続けても続けなくてもそのスポーツの楽しさを一生持ち続けるでしょう。

また、時には悔しい思いをするかもしれませんが、それに対してのチャレンジも前向きにできます。

悔しさの裏にある楽しさを知っているからです

こういう指導ができるためには、

コーチ(会社であれば上司)自身の人間的な成熟度が問われます。

コーチ(上司)自身に自己信頼と自己肯定(傲慢さとは違います)がないとできないからです

また、部員(会社であれば部下)の能力を信頼していないとできません。

なぜなら部員(部下)の創意工夫を認められないし、自分より伸びることを恐れるからです

「部員を信頼してもともとある力を引き出し伸ばす」

こういう指導は、そのスポーツだけではなく、部員の人生の根本になる大きな気づきを後々まで培うことになるでしょう

そういう指導がこれからのスポーツ業界(だけではなく社会全体)の主流になればいいなと願ってやみません

そして、すでにそういう指導をして成果を上げているところがあります

それがこちら

（NPO法人兵庫県バスケットボール・コーチ会 代表理事 斎藤氏主催)

子どもたちが、スポーツを通して 生きる楽しさや自己肯定を育む教室ともいえるかもしれませんね

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